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ベトナム市場における投資リスク |
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ベトナムへの投資特有のリスク
a 政治リスク
当該政府の様々な政治方針変更や政権交代により、ベトナム国内において特に投資規制などが投資先株式等の価値並びに流動性などに悪影響を及ぼす可能性があります。例えば現行法令諸規則では外資による投資損益の本国送金を認めていますが、財産の国有化、行政機関による没収、または外国通貨の本国送金についての規制が行われないという保証はありません。その際ベトナムまたは他の法域の法的手続きにより取得できる法的権利について実効性のある承認・執行を得ることが出来る確証はありません。
b 法制度リスク等
近年のベトナムの投資環境や法制度は、徐々に改正しつつありますが、いまだ紛争の際の裁判所や行政機関による法的権利の承認・執行は不確実です。これら投資環境や法制度の浸透性や実効性には、まだまだ不透明なところもあり、投資財産が悪影響を受ける可能性があります。
c 投資証券の流動性の欠如
ベトナムにも証券市場は存在していますが、小規模の公的証券取引所に上場した会社の有価証券は、他国のそれと比べて相対的に流動性が低い傾向にあります。
d 通貨
ベトナムでの投資は、基本的にはベトナム通貨(ベトナムドン)で投資を行いますので、為替レートの変動および現地通貨の切り下げ等は、投資資産に重大な影響を及ぼす可能性があります。また、外貨法令の変更やベトナム国内の為替市場が制度上の規制等も同様に重大な影響を及ぼす可能性もあります。また、ベトナム通貨(ベトナムドン)から米ドルへの通貨の交換が一時に集中した場合には、外貨への交換制度が機能しなくなるおそれがあります。
e 会計
ベトナムの会計基準や開示要件等については、先進国などが採用しているものとは異なりますので投資運用にあたっては、投資判断となる情報に乏しくなり、投資先企業の評価を困難にする可能性もあります。
f 税務等
ベトナムにおける法人税等の税務上の取扱いについては、徐々に整備されつつありますが、発展途上でもありますので、法令の改正又は規制等により当局の取扱いが変化し、重大な影響を及ぼす可能性があります。
g 国内外からの投資
ベトナムの経済成長に国内外からの注目が集まり、それに伴い国内外から投資家が参入し、近年は競争が激しくなってきており、今後のベトナムの発展を期待し、さらなる競争も見込まれ、投資を予定する対象の価値が上昇又は運用する資金の一部しか投資出来ない等の投資機会が減じられ、潜在的利益が減少する可能性があります。また、ベトナムにおいては上場会社数の制限や外国人持株比率の制限等により投資機会が限られることもあります。
h 外国の仲裁の承認等
ベトナムにおいての外国裁判所の裁定にかかる法的な手続が欠如しているため、当事者は、しばしば紛争解決の手段として外国仲裁を選択します。しかしながら一定の法的基準は存在するものの、ベトナムでの外国仲裁裁定の承認及び執行についての事例が少なく、取引相手との契約に記載される外国仲裁の規定に係らず、保証するものではありません。
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