ベトナム社会主義共和国 概要

ベトナムは、インドシナ半島の東に位置する日本とほぼ同じ大きさ(日本の0.88倍)の国です。首都はハノイ、人口300万の都市です。(ホーチミンは1000万人と言われています)地政学的にもASEANの中心に位置し、日本のみならず中国もASEAN地域への窓口として注目しています。豊富な労働力、低賃金で他国を圧倒する競争力があります。輸出産業が盛んで、水産物やコーヒー、胡椒の輸出が世界的にも有名です。またベトナムは原油の産出国であり、原油を海外へ向け輸出しています。その他天然ガスや石炭といった鉱物資源も豊富で資源国としても魅力です。さらに沿岸部ではリゾート開発もすすんでおり、サービス業も盛んになってきています。政治は共産党一党独裁ですが、弾圧はなく、民意を吸収した政治を行っています。

経済概況

2007年1月11日、WTO(世界貿易機構)に正式加盟しています。それを受け、投資環境や法制度の整備が急ピッチで進められています。またWTO加盟直前にハノイでAPECが開催され、世界に存在感をアピールしています。GDP成長率は2006年8.2%、2007年8.5%と過去20年間に渡り、7%以上の成長を遂げています。一人当たりのGDPも2006年の720ドルから840ドル(2007年目標)へ成長し、10年後の目標は1800ドルとしています。

外国による直接投資

2007年の外国直接投資(FDI)は203億ドルに達しました。政府が立てた2006〜2010年の5カ年計画では、5年間の合計FDI額を250億ドルに設定していましたが、2年間で320億ドルに達しています。その他に間接投資の53億ドル、ODAの54億ドル、在外ベトナム人による送金が80億、合計390億ドルがベトナムへ流入しました。

労働力

人口は約8500万人(2007年)で、平均年齢は25歳、60%が30歳以下と若い労働力が豊富です。2020年には1億人を超すと予想(IMF)されています。そして毎年150万人が労働力に参入しています。

物流

ASEAN諸国に囲まれたところに位置し、国土の東側は海に面しており、物流には好条件といえます。またミャンマーのモーラミャインからタイを経由しベトナムのダナンまでの東西経済回廊が開通、その他、タイのバンコクからカンボジアを経由し、ホーチミンまでの第二東西経済回廊および南北を縦断する国道一号線の整備も進んでいます。また高速道路の計画は全長6000キロメートルで48億ドルの投資を予定しています。鉄道では新幹線の構想を日本のJRと協議しています。

宗教・習慣

ベトナムは儒教国であり、国民の80%が仏教徒です。そのためか日本人とよく似た国民性を有しており、とても相性がいいように感じることが多くあります。ベトナムでは、TET(テト)といって、春節(旧正月)を祝う習慣があります。この期間は、ほとんどの会社が休みになり、ハノイやホーチミンにいるベトナム人もほとんどが故郷へかえって過ごします。ベトナムの国民の休日は9日。日本の15日と比べて大変少ないです。毎週の休日は日曜日。土曜日は仕事をする会社が多いです。週休2日制になって久しい日本と比べると、ベトナムの高度成長を支える根幹部分と言えるでしょう。またベトナム人は識字率も94%(参考:中国80%、インド65%)と高く、勤勉なことでもよく知られています。

言葉

ベトナム語。発音は6つの声調を有し、美しい言葉です。特に女性が話すベトナム語はとても素敵です。また一方でレベルの高い大学生や社会人はほとんどが英語を話せます。外国企業とのビジネス現場ではほとんどが英語です。(ただかなりのベトナム訛りがあります。)また、日本語を学習している人がたくさんいます。レストランやみやげ物屋では少しの日本語なら通じることが多いです。

食事

します。ベトナムで腰をすえてビジネスをするためには、食事が合う合わないは非常に重要なポイントです。ベトナム料理以外にも外国人向けには日本食やイタリアン、中華など多彩なレストランもあります。世界的チェーンでは、ケンタッキー、ロッテリアが店を多く出しています。マクドナルドはありません。あと、街にはベトナム人向け、外国人向けともにカフェがいたるところにあります。基本的にベトナム人は友人、知人とのおしゃべりが好きです。そのため、食事やカフェでの休憩時に行われる「口コミ」は単なるおしゃべりを超え、ベトナムビジネスを行ううえで無視できないものがあります。

ベトナム進出企業

日本からベトナムへ進出した企業は既に439社(JETRO)以上あります。 以下の大手企業以外にも既にベトナムでビジネスを開始している企業は相当数存在します。 キャノン、ホンダ、ソニー、トヨタ、スズキ、三菱自動車、ヤマハ発動機、矢崎総業、富士通、松下電器産業、SANYO、東芝、味の素、エースコック、花王、ワコール、ユニチャーム、コクヨ、デンソー、TOTO、ニチアス、パロマ、王子製紙、YKK、ニトリ、旭硝子、出光興産、NTTデータ、三菱重工業、大平洋セメント、日本精機、高砂熱学、カネカ、HOYA、丸紅、伊藤忠、双日、テルモ、オムロン、大和証券、みずほ銀行、三井住友銀行 その他

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